雑記帳

Twitterの補足、日記みたいなものです。

入院編:5日目(術後2日目)

手術から2日経過して気になる痛みの強さはこんな感じです。

お腹のガス溜まり>喉の痛み>手術の傷

薬の効力が切れるたびに看護師さんを呼ぶのも申し訳なかったので、朝食時に出してもらったのを最後に痛み止めを飲むのをやめました。

飲まなくても歩けないほど痛いというほどでもなくなりましたし。

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お粥300g

味噌汁

海苔の佃煮

白和えっぽい野菜

焼き魚

牛乳

ほうじ茶

お粥は半分以上残しましたが、おかずは完食。

 

30分くらい休んでから、ナースステーションの周囲を5分ほど周回。
歩くのは手術後の癒着を回避するためです。
腹腔鏡手術で腸閉塞になるリスクは開腹手術の場合と比べるとだいぶリスクは低いのですが、万が一にもその低い確率に当たってしまった場合を考えると入院が伸びてしまうし、また退院後に具合が悪くなってしまったら病院に行くのも難儀するので避けられるリスクは避けておきたかったのです。
動くのは大嫌いですがリスク回避のためにはそうも言ってられないので、それ以降退院日まで毎食後5分ほど、単純計算で1日15分歩くようにしていました。
看護師さんからすると決まった時間にナースステーションの周りをてくてく歩くおばちゃんの姿はウザかったかもしれません。

 

シャワーの時間になったので、ここで改めて術後の傷を自分の目で確認しました。
切ったばかりでいつも以上に下腹が膨らんで見えます。
『……全然凹んでいないなぁ……』

手術でできた傷は4箇所で、それぞれ大きさは1cm程度です。
部位はドレーンが入っていた右脇腹。そして臍と臍の下、左側の傷は喜んで良いのか悪いのか贅肉に隠れてぱっと見た感じでは判りませんでした。
痛みで動作がいつも以上に鈍っているなか制限時間20分以内でシャワー浴完了できるかちょっと心配でしたが前回の使用で浴室の使い勝手がわかり、傷が痛くても割と動けていたので制限時間内に終了することができました。

 

昼食から普通食に戻りました。人に作ってもらったご飯は美味しいけど、お腹に溜まったガスのせいで完食できません。

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カレー

サラダ

オレンジ

ほうじ茶

 

ただ水分は大丈夫なので、フラグの回収で酪王カフェオレを買ってきました。

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甘いものが心にしみます。

www.rakuou-milk.co.jp

毎食後、時間はまちまちですが看護師さんがどのくらい食事が摂れたかを聞きに来ます。その際に「さえきさんには明日からお薬が出てますよ」とエストラーナテープが渡されました。
卵巣を摘出して女性ホルモンが供給されなくなってしまったので、それを補うための貼付薬です(女性ホルモンは卵巣だけではなく副腎からも微量に作られているそうですが、微量というくらいだからお察し程度なんだろな)
サロンパスでおなじみの久光製薬の製品でございます。

エストラーナテープ:くすりのしおり | 患者向けわかりやすい情報

「手術終わってから、顔がほてるとかそんな感じなかったですか?」
とも聞かれましたが、聞かれた時点でそんな感じはなかったし、この記事を打ち込んでいる段階でもホットフラッシュのような感じはありません。

テープは二日に一度貼り替えます。
なるべく同じ時間に貼るようにすること。

使用済みテープを捨てるときは、まだ微量に女性ホルモンが残っているから中表に張り合わせてできれば空袋に入れて粘着部分を触らないようになんてアドバイスもありました。

看護師さんが戻った後、テーブルに置かれたエストラーナテープを見て、
『本当に子宮も卵巣も無くなってしまったのね』
と再認識。中の傷の痛みは全く感じないから今ひとつ実感が沸かなかったけど、薬を渡されて現実に引き戻されました。
そんなときに聞こえてきたのが赤ちゃんの泣き声。
産婦人科病棟だから近くに新生児がいるのは当たり前のことで、入院当初からどこかで必ず赤ちゃんの泣き声は聞こえていたのですが
「ああ、元気に泣いてる」
程度であまり気にも留めていませんでした。
だけど今回は赤ちゃんの泣き声に連動してこっちまで涙が溢れてきてしまいました。
今更、子供を生むような年齢でもないし積極的に子供が欲しいとも思ってなかった。
それなのに涙が止まらず、少しの間だけ声を押し殺して泣きました。
カーテンを締め切っていて良かったと思います。

さて、夕食。

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ご飯150g

おひたし

焼き魚にナスが添えられたもの

もずく酢

ほうじ茶

洗面所近くに献立表が貼ってありまして総カロリーを確認したら、普通食は一食あたり平均750kcal弱の設定でした。これ、妊産婦さんたちはこれくらいカロリーは必要かもしれないけど、回復待ちとはいえ私達のような運動量の少ない人にはカロリーオーバー気味なんじゃないかと思いまして、作ってくれた方には申し訳ないけど、米飯を半分残すことにしました。家にいるときでも150gは食べていないし。

明日は歯科検診と術後の診察があったなー。と、入院計画書に目を通したら術後24時間に血栓予防の注射を打ちますと書いてありましたが、私のところには来ませんでした。後ほど来た看護師さんに聞いてみた所、
「S先生は血液検査が入院前の数値に近づいてきたら、やらなくていい薬だったら打ち切っちゃう方針みたいだから、大丈夫ですよ」
との答え。注射は嫌いなので、やらなくて済むのならそれはそれでラッキーでした。

入院編:4日目(術後1日目、歩行練習終了後~)

術式自体はそんなに難しい物ではないらしいのですが、受ける側としてはものすごく緊張するものでありました。
暖かい言葉をかけてくださった皆様、経緯を見守ってくださった皆様に改めて感謝申し上げます。

手術直後の夜を越えて、Twitterの投稿ができるくらいになりました。
歩行練習で合格をもらい導尿カテーテルを外してもらって温かいタオルで体を拭いてもらい、浴衣タイプの術衣から甚兵衛タイプの病衣に着替えます。点滴も外れていますので介助なしに着替えられました。
「おしっこの管を外した直後は、尿意を感じにくくなっているから、2~3時間おきにトイレに行くようにしてくださいね」
と、看護師さんからのアドバイスがありました。
そろそろ行かなきゃと思ったときには、時既に遅しなんてこともあったりするので感覚が戻るまではトイレに通ったほうがいいんだそうです。

おばちゃんにだって恥じらう心はありますので、失敗は嫌でございます。

なので、律儀にしばらくは尿意を感じなくてもトイレには通いました。

カテーテルを抜いた直後はそこそこ痛いです。

シモの話で申し訳ないですが、術後の出血は気になるほどでもなく。術後1日目でほぼ止まっていました(どういうわけか退院後に微量に出てます9/30現在)

 

点滴が外れたので、痛み止めは飲み薬に移行。
点滴で入れた最後の痛み止めから6時間後に飲めますよとのこと。点滴の痛み止めが効いている最中ですが、それなりに痛いので耐えられるかちょっと心配。

昼食から食事再開になりました。明日の朝食まで主食はお粥。

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お粥300g

甘味噌

ナスの煮物

メニュー失念していますが、卵と魚のすり身を合わせたようなものです。

ほうじ茶

野菜ジュース


鳩尾にガスが溜まって、お腹が空いているのにほとんど食べられなかったです。


手術したばかりのときは、とにかくお腹全般が痛いという認識しかなかったのですが、少し落ち着いてくると手術の傷の痛みとお腹に溜まったガスの痛みというのがそれぞれ別に認識できるようになっていました。
痛み止めが効いている間は傷の痛みは軽減するのですが、ガスが溜まった痛みには効かなくて退院間際まで苦しめられることになります。
もうひとつ長らく苦しめられたといえば、咳です。
麻酔の際の気管挿管でどうしても喉に傷がついてしまい、退院後もしばらく咳が出続け痛かったです。

2度めの痛み止めは6時間の間を開けて服用。
効果が出ているうちに夕食の時間になりました。
お粥は1/3くらいしか入りませんでしたが、おかずはなんとか完食。

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お粥300g

魚のおろし煮

緑色のはなんだったかな?

梅肉ペースト

ほうじ茶

 

寝る前に痛み止めを飲んでおかないと眠れなさそうな感じだったので、食事が終わる頃に薬を持ってきてもらうよう看護師さんに頼みましたが。
「さっきは16時に薬を飲んでいるから、次に飲めるのは22時ですね。消灯になる少し前にお持ちしますよ」
との返事。
痛み止めの効力は6時間は効いていない感じですが、使いすぎても身体に良くないんだろうと22時まで我慢して服用。
痛みが和らぐと眠くなり少し眠ったのですが、3時間位で触感や臭いが気持ちの悪い夢を見て目が覚てしまい、それ以降眠れませんでした。

入院編:3日目~4日目午前中(手術直後~術後1日目の歩行練習終了まで)

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イラストはこちらからお借りしています

かわいいフリー素材集 いらすとや

 

『とびだせ!ならせ!PUI PUI モルカー』
気持ちよさと同時に一瞬だけ、なぜかそんなナレーションとポテトの絵を夢で見たような気がしましたがすぐに
「さえきさん、終わりましたよー!」
の声で現実に引き戻されました。声をかけられたのと同時に目がパッチリ開いたので覚醒したと認定されたらしく、
「OKです」
の声が聞こえてすぐに喉から管を出されるズルッとした感覚がありました。
抜かれる瞬間の痛みはありませんでした。管を抜いたらすぐ不織布マスクをつけてもらった記憶があります。
経験者のブログなどでは気管挿管の管を抜かれる瞬間を覚えている人とそうでない人、結構別れているみたいです。
そして、尿意があるんだか無いんだかよくわからないような変な感じがあったので、満足に声が出る状態ではないのですが
「トイレに行きたいような変な感じです」
と近くの人に訴えてみました。
「ああ、導尿カテーテルが入っているから大丈夫ですよ」
この変な感じがそうなのか……。とガッカリ。これは早く歩けるようになって取ってもらわねば!と心に決めました。

その後はなされるがままに術衣を着せてもらい、ストレッチャーに乗せられ病室に戻りました。看護師さんの『お帰りなさい』と言う声と『痛み止め要りますか?』の声は聞こえ「大丈夫です」と返答しました。とにかくトイレに行きたいような変な感じとものすごいだるさくらいしかその時点では感じていなかったです。
「酸素マスクつけますね」
と、不織布マスクの上から酸素マスクをつけられ、ふくらはぎに血栓予防のフットポンプを装着しはじめたあたりから記憶が途切れています。

それからどのくらい経過したのかはわからないのですが、お腹に痛みを感じて目が覚めました。酸素マスクは外されていました。

ちょうど看護師さんが居合わせたので、痛み止めをお願いしました。すると、
「さえきさん。先生が忙しくてお家の方に連絡入れるの忘れていたみたいなんですよ。ごめんなさいね」
看護師さんから謝られてしまいました。
「連絡が無いからって、お家の方から病院に問い合わせが入ったんですよ」
ダンナさんは術前検査の日に先生から『手術が終わったら連絡を入れるからつながる所にいてくださいね』って言われていたんですよね、確か。
なんか、前の日から慌ただしい感じがしていたと思ったら、しわ寄せがこんなところに来たか……と痛みに耐えながらもそんな事を考えていました。
「とりあえず、ご主人さんにLINEのスタンプでもいいから元気だよってお返事してあげたらどうですか?」
看護師さんがスマホを握らせてくれました。

 

「お腹の痛さに耐えているのにLINEしろだなんて、看護師さん厳しすぎィ!!!」

 

とはさすがに声には出しませんでしたが、痛み止めの点滴を用意してもらっている間になんとか「ありがとう」のスタンプを送信。
そのときに、左手の甲に追加の点滴針、右脇腹にドレーンの管が刺さっているのに気が付きました
喉がカラカラだったので、なんとか気力を振り絞って
「水はいつ飲めますか?」
と看護師さんに聞いてみた所、
「もうちょっとですね」
との返答。
ああ、これはもうちょっとと言って放置のパターンかな?
諦めた所でそこからまた意識が途切れました。


次に気がついたら目の前にはS先生がいました。
「さえきさん、お疲れ様です。めまいとか気持ちの悪さとかないですか?」
全身麻酔の副作用として、体の震えやめまい、吐き気などがありますが幸いにして私はそういうのは全くありませんでした。お腹の痛み、あと吐き気とは違う違和感がありました。
「手術は腹腔鏡で行うことができました。子宮内膜症が酷くて癒着もしていたから予定通り子宮と卵巣は全部摘出しました。出血は少なかったから輸血はしなかったですよ」
場合によっては開腹手術に切り替えるかもと言われていたので、腹腔鏡手術と聞いて少しは安心しました。
「痛みは我慢しないでどんどん痛み止め使ってください。痛みが和らいでいる間に動けるなら積極的に寝返りうっていいですよ。お腹の管が取れれば痛みも少し違ってきますから頑張って!」
うーん、S先生のSはスパルタでどSのSなんだなぁ……。
「何か聞きたいことはありますか?」
即座に思い浮かんだのはいつ水が飲めるのか。
「自力でつばを飲み込むことができれば大丈夫。看護師に伝えておきますね」

( ´゚д゚`)エー つば飲み込めますってば、今じゃだめなんですか? また放置ですかー。

心のなかでつぶやいてため息をついた所から記憶がありません。
前日、前々日と眠っていなかったので、ここぞとばかりに身体が睡眠時間を取り返そうとしていたんだと思います。

次に気がついたのは室内が暗くなっていたので、消灯後だったはず。
夜勤の看護師さんが採血にやって来て
「よく頑張りました。お疲れ様です」
と手を握ってくれました。
左手の甲に追加で刺さっていた点滴はここで終了。

夜勤の看護師さんはこちらから言い出す前に痛み止めを使うか聞いてくれたり、熱があるのでアイスノン使うか聞いてくれたりとよく気が利く人でした。
「あの、お水飲んでいいですか?」
「S先生から許可出てます。ゆっくり少しずつ飲んでくださいね」
ここでようやく手術室に向かう前に用意しておいた水を飲むことができました。水を飲んで気力が少々回復したところで、看護師さんが小声でささやきます。
「痛みが和らいだら膝の曲げ伸ばしとか、足首動かしてみるとか、無理のない範囲で寝返りしてみてくださいね。ちょっと辛いけど、そうしたほうが方が回復するの早いから」
頭では解っているけど体が辛い。だけど、皆さんが頑張って面倒を見てくれている気持ちに応えるためにも動かなきゃならないんだなと、このあたりから痛みを堪えつつゴロゴロ動くことを心がけました。おならもこの段階で出ました。
看護師さんから「おなら、出ましたか?」って毎回聞かれていたんですよね。

次に目が覚めた時には病棟の電気がついていたので、午前6時は過ぎていたはず。
「歯磨きできますか?」
声をかけてきたのは夜勤の看護師さんだったので、まだ交代の時間ではなかったようです。お腹は痛いけどできないほどではないので、ベッドを起こしてもらいました。


歯磨きが終わってしばらくそのままの姿勢でいると、日勤の看護師さんとS先生がやってきました。
「お腹の管抜くから、ベッド倒しますね」
ベッドがフラットな状態になり、S先生が管が刺さっている右側に腰を下ろしました。
「これから管を抜くんですが、ちょっと痛いです。3秒我慢してください」
確かに痛いけど我慢できないほどではなく、空気が抜けるような音がしてドレーンの管は抜けていきました。傷口はテープを貼るだけ。
「明日からシャワー使って大丈夫ですよ。おへその傷は化膿しやすいから石鹸でよく洗ってください。他の傷は多少大雑把でも大丈夫ですから」
入院計画書ではシャワーは術後3日からって見たような気がしたけど、先生は術後2日でOKを出しました。
「この点滴が終わったら、点滴はもうお終いです。ホルモンの補充でお腹に貼るテープは退院する頃に始めましょう。歩けたらおしっこの管も抜けますよ。頑張って!」
そう言うと先生は去っていきました。
「では、さえきさん。点滴終わる前に痛み止め追加して歩行練習に備えましょうか?」
看護師さんの提案に私は頷きました。
ここで心電図やパルスオキシメーター、フットポンプが外れて身体がだいぶ楽になりました。

痛み止めが効いている間に歩くぞ!そう意気込んでいたのですが、そこからまだ忙しさのしわ寄せが終わってなかったらしく一時間ちょい放置されます。
「ごめんなさい、さえきさん。ちょっと立て込んでまして歩行練習前なんだけどお部屋の移動をしますね」
看護師さんに声をかけられ、一瞬だけ固まりました。

なんですとー! (  Д ) ゚ ゚

歩行練習はトイレまで歩ければ合格です。
現在の部屋はナースステーション直近なのでトイレにも近かったのですが、今度移動する部屋は最初に入った部屋の廊下を挟んだ向かい側。ナースステーションから遠くトイレからも遠いのです。
ベッドごと遠くの部屋に運ばれて、そこから歩行開始です。

ベッドを起こしてもらって、めまいや吐き気が無いことを確認。
ゆっくりと痛みを逃しながら靴を履いて立ち上がります。ちょっと痛いけど大丈夫。点滴台にウロバッグを乗っけて歩みを進めます。歩く速度は普段の1/3。おばあちゃん並みにゆっくりですがふらつくことなく歩けます。
「余裕じゃないですか、これなら大丈夫そうですね!往復できたら管抜けますよ!」
看護師さんに褒めておだててもらって歩行練習終了。
点滴の針も導尿カテーテルの管も抜けて、晴れて自由の身になりました。

入院編:3日目(手術当日の朝から麻酔が効くまで)

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眠れないまま夜を過ごし、下剤が効いたのがだいたい午前5時頃でした。
それもたったの1回。こんなもんで大丈夫かなぁ?坐薬コースになったら嫌だなぁなど思いつつ、6時になる前にこれからしばらく飲めなくなるから、最後の水を飲んでおきました。前日に売店で水を買い込んで置いたものです。病院の水道水はお世辞にも美味しいとは言えなかったです。
6時すぎると病室の皆さんも目を覚ましており、多少物音を立てても大丈夫なので早々と術衣に着替えておきました。ちなみに術衣の下はパンツのみです。
髪は2つに束ねておきました(ドラえもんのしずかちゃんの髪型を連想してください)
いつもは後ろにひとつで束ねているのですが、経験者のブログとかどこかの病院の入院計画書のPDFには「髪が長い方は2つに束ねておいたほうがいい」という記述を見かけたのでそれに倣わせてもらいました。

7時をちょっと回った頃に、看護師さんが点滴を打ちに来ました。

針が太いのでプスッとではなくブスッと。それなりに痛いのですが、一発でルート確保ができたのでそれがせめてもの救いだったりします。

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その時にお通じがあったかどうかを聞かれ、1回だけあったことを伝えると坐薬はナシということになりました。1回だけでも出ればOKとのこと。よかったー。

入院診療計画書によれば次は弾性ストッキングを履いて、術後の様子を見るためにナースステーション直近の部屋へ移動とあるのですが、結構待たされている感じがありました。
と言うのも前日に手術を受ける方がいて、その方は結構早めに部屋の移動をしていたからそう思えたのかもしれません。

……今思えば前日の緊急オペが入ったあたりから病棟サイドは忙しくて、若干放置されていた気がしないでもないのですが……

点滴と緊張のせいかトイレに行く回数が増えていました。

現実逃避したかったのか死亡フラグまで立ててます。
だいたい9時台半ばに部屋の移動をして、看護師さんの介助で弾性ストッキングを履かせてもらいました。結構履くまでに力が要ります。

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太くて汚い脚ですが勘弁してください。


この間、何を考えていたかといえば何も考えておらず、漠然と流されるまま時間が過ぎていくのを待っているだけでした。

手術の1時間~30分前になったら声をかけますからという事だったので、30分くらい前になったら覚悟を決めよう、そんな風にも思ってました。
部屋の移動後にトイレに入って戻ってきた所で、

「急で悪いんだけど、さえきさん。10:45に手術室に入りますよ」
看護師さんから声がかかりました。Σ(゚Д゚;エーッ!
正確な時刻は覚えていないのですが、ダンナさんに大急ぎでメッセージを送ったのが10:29。

ツイートしたのが10:39。
それから即スマホを片付け、行ってきますの挨拶もそこそこに手術室に移動です。
覚悟も何も決まらないうちに、ただ促されるまま点滴台とメガネケースを持って看護師さんの後ろをついて歩きました。産婦人科病棟は4階にあり、手術室は3階にあります。スタッフ専用のエレベーターでワンフロア下りる時間がとても長く感じました。
手術室はいくつかあったのですが、緊張していて部屋番を失念してしまいました。
中に入るとすぐに手術台に腰を掛け、靴を脱ぐよう促されました。そこでメガネは回収。シャワーキャップのような帽子に髪の毛を収納してから台に横たわるよう指示されました。胴部と腕部が分かれるタイプの手術台だったと記憶してます。
「さえきさん、こんにちは。執刀医のKです」
私の顔を覗き込んだのはK先生。メガネも掛けてないのでろくに先生の顔の判別もつきませんが、入院初日の診察で言葉をかわしているので声に覚えがありました。
あれ? S先生じゃないのかな?と思いましたがそんなこと尋ねる余裕はこっちにはありません。
「よろしくおねがいします」
それしか言えませんでした。
そこからの流れは早く、身体に布をかけられ術衣を脱がされ心電図の支度をしながらパンツも脱がされ酸素マスクを口に充てますよの段階で、
「変なこと喋ったらごめんなさいね」
ふと、術後せん妄の事が気にかかってしまいました。さすがプロの方々なので「大丈夫ですよ~」と、軽い感じで流してくれていましたが。
「では、酸素マスク充てますね」
直前までつけていた不織布マスクをとって、酸素マスクが口に充てられました。
「眠くなるお薬が入りますね」
麻酔科の先生の声が聞こえました。
その瞬間に、手術に至るまでの色々なことが思い出されて涙で視界がぼやけてきました。

『誰も私を可哀想だとは言ってくれなかったなぁ……』


そしてだんだん眠くなっていくのがわかりました。麻酔薬が入ると沁みるような痛みがあると説明を受けたのですが、痛みは全く感じません。
「なんか、眠くなってきましたね」
「薬が効いている証拠ですよ。では、大きく深呼吸をしてください」
「はーい」
……と息を吸ったあたりから記憶がありません。

入院編:2日目(手術1日前)

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イラストはこちらからお借りしています。

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昨晩の20時に飲んだセンノシド(下剤)が効き始めたのが3時頃。
同室の方には申し訳ないと思うけど、起床時間(6:00)まで待てそうにないのでゴメンねと心のなかでお詫びしながら病室とトイレを往復しておりました。

朝食はこんな感じです。

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お粥300g

味噌汁(具なし)

野菜の煮物

オムレツ

甘味噌

牛乳

ほうじ茶

……白米と牛乳ってミスマッチな気がするんですよね。

なのでほうじ茶と牛乳を交互に口に含みながら

「口の中に入ればほうじ茶ラテよね。これはデザートよね」

と思い込むようにして飲んでました。

身体に燃料注入という意味でも食事はダイエット度外視にして完食することにしました。たぶん低残渣食はカロリーもそんなにないはず。

2日目は歯科検診がありました。
経験者のブログを読んでいると術前検査で歯科検診をしたなんて記事も結構見かけていたのですが、私の場合は事前に渡された術前検査のお知らせの項目には入っていなかったので、ここの病院ではやらないのかもと思っておりました。どうやらそうではなかったようです。なんで手術前に歯科健診をするのかというと、全身麻酔をするので気管挿管をする際に折れそうな歯がないかなどのチェックと、口腔内を清潔にして細菌感染などのリスクを減らすという意味合いがあるそうです。歯周ポケットの有無を検査して歯石の除去をしましたが、歯を削るよりも痛かったです。
仕上げは歯磨きなのですが、これがまた豪快というかパワフル。フロスを使って結構強い力でで歯間をひとつひとつ掃除してもらいました。

最後に先生から、特に折れるとか悪い歯はないとのことだけど、小さな虫歯があるので普段から歯ブラシ以外にもデンタルフロスを使って丁寧に歯を磨きましょうねとのアドバイスがありました。退院前にも歯科検診があります。

歯科検診から産婦人科病棟に戻ったら、すぐにおへその掃除が待っていました。

オリーブオイルを臍に垂らし、ふやけた所で綿棒で汚れを取っていきます。臍は下手に触るもんじゃないって昔からいわれていたので、普段は石鹸の泡だけ載せて軽く洗うだけしかしたなかったのですが……米粒大の汚れが取れましたよ。

おへその掃除が終わったら、そんなに間をおかず手術担当の看護師さんが部屋に来てくれ、手術が始まるまでの流れを説明してもらいました。
もう、流れに身を任せるしかないので説明を頷きながら聞いていくより他なかったです。手術室までは徒歩での移動になるとのことでした。経験者のブログでもストレッチャーで移動したという体験談は芸能人くらいしか目にしたことがありません。

手術担当の看護師さんが帰ったら、今度は麻酔科の先生に呼ばれて産婦人科病棟のホールの一角で話を聞くことになりました。麻酔はどのようにして行い、被るかもしれないリスクなどを教えてもらいました。
「人によっては麻酔のかけ始めでしみるようなピリッとした感覚が出るかもしれませんが、一瞬だけですから」
とにかく痛いのが嫌なので、麻酔がかかるまでに痛みを感じることがあるのか先生に尋ねてみた所こんな答えが返ってきました。
どうしても痛みからは逃れられないのかなぁ、など更に不安は増していきました。

最後に麻酔科の先生から食事は明日の朝から禁止、水分摂取に関しては手術の2時間前から禁止なので、後ほど改めて連絡を入れますとの事でお話は終了。

ツイートを投稿した時間は遅いですが、手術が始まる時間はこのあたりで知らされておりまして、午後から始まると思っていた私の不安は更に増量。

病室に戻ればもう昼食の時間です。

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お粥300g

かぼちゃと鶏のひき肉の煮物

煮魚

ヨーグルトゼリー

ほうじ茶

 

昼食が配膳されるのとほぼ同時に看護師さんがシャワーを使える時間を伝えに来て、その際にタオル類と、明日の朝に着る術衣を手渡されました。
シャワーは一人20分くらいで、指定された時間に使用順番などのリクエストは不可。
20分なら楽勝!なんて思っていたら、自宅とは使い勝手が違うので時間ギリギリまで使い終わらなかったりとかなり初回のシャワータイムはバタバタと時間が過ぎていきました。
午前中にやることの殆どが終わってしまったので、午後は時間が空いてます。この間に少し眠れればいいなとも思っていたのですが、なかなか睡魔はやってきません。この調子では今晩も眠れないなと思ったので、夕食の時間に配膳にやってきた看護師さんに眠剤ももらえないか頼んでみた所、S先生の許可が降りたらね。との返事。

 

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おかゆ300g

梅肉ペースト

漬物

鶏団子のトマト煮

ほうじ茶

 

……だったので夕食をとって待っていたのですが、
「すみません、さえきさん。S先生は緊急オペが入っちゃって手術室に行ったから連絡取れないんですよ」
と下剤を持って現れた看護師さん。
緊急オペじゃしょうがないなと眠るのを諦めました。先生や看護師さんは入院患者以外にも急患にも対応しなくちゃいけないから大変ですよね。

「大丈夫ですよ、明日の手術で強制的に眠るからそれでいいです」
笑って『いいですよ』と、言う以外ありません。

「それでですね、緊急オペで麻酔科の先生も忙しくなっちゃったから、起きている時間に水分禁止のお知らせもできないかもってことだから、明日の朝6時で水分の摂取禁止ってことでいいですか?」
たぶん、こういった事態に備えての取り決めがあるのでしょう。
「ちなみに、下剤を飲んで明日の朝までにお通じがなかったら、坐薬で強制的に出しますので、よろしくおねがいしますね」

(;゚д゚)ゴクリ…

坐薬は勘弁するのですよ……。
それがプレッシャーとなって、この日の夜も眠れませんでした。

いよいよ明日は手術です。

入院編:1日目(手術2日前)

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イラストはこちらからお借りしています。

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あまりよく眠れないまま入院当日を迎えました。
病院からは14時までに来てくださいと言われているのですが、途中から道路が渋滞するし、昼食をとる時間も考えると早めに出たほうがいいだろうとのことで持ち物チェックを済ませて午前10時にダンナさんの運転で家を出ました。
コロナ禍かつ入院直前なので病院からは外食はやめてほしいとの要請が入っており、昼食は行く途中のコンビニでおにぎり1個とお茶で済ませました。
「もっとしっかりしたの食えよ」
なんてダンナさんは言いましたが、道中は緊張して気持ちが悪くおにぎりを食べるくらいでいっぱいいっぱいでした。

だいたい指定された時間に病院には到着。
入り口でいつものコロナ関連の問診をしてから入院受付へ向かいました。
入院受付は外来受付とは離れた別の場所にあり、私たちの他にも何組か入院を待つ人たちがいました。
手続きを済ませて少し待っていると産婦人科病棟の看護師さんが迎えに来ました。
この日は私の他にももう一人、産婦人科に入院する方がおりましたのでその人たちとエレベーターで4階まで上がりました。ナースステーションの前で付き添いの人たちとはお別れです。
ダンナさんとのしばしの別れも淡白だったですよ。
大きな声も出せないので、無言で手を振っていたら、エレベーターに乗り込む前に気がついて振り返してくれましたがそんなもんです。


前置きはこんなところです。
ダンナさんと別れた後、担当の看護師さんに診察券を預けてから簡単に病棟のトイレとか浴室、コインランドリーの場所を教えてもらいながら病室へ案内されました。
手術前であまり緊急性のない患者でもあるとの判断なのか、病室はナースステーションから遠いところにありました。部屋は4人部屋。私と同じ日に入院したもうひとりの方が入って満室になりました。

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渡された甚兵衛タイプの病衣に着替えて荷物を整理していたら、看護師さんに「診察がありますよ」と呼ばれて、ナースステーション近くの診察室へ向かいました。
まだ先に呼ばれた人の診察が終わらないからと、その間に看護師さんから身長と体重の測定、どのような経過をたどって入院するに至ったのかの聞き取り、入院診療計画書の説明を聞いて署名、弾性ストッキングのサイズ計測というのがあり、ちょうどその一連の作業が終わったのと同時に診察室から名前を呼ばれました。
まぁ毎度、婦人科の診察は下を脱いで内診台に座るわけですが、恥ずかしさの軽減というか一応の配慮というか、腰から下の部分にはカーテンで仕切られておりまして、診察中は先生の顔が直接見えないようになっているのです。
カーテンの向こうから看護師さんに尋ねられました。
「K先生の診察なんだけど、お会いしたことありますか?」
「K先生…… 知らない子ですね。お会いしたことないですね」
K先生は病院のホームページとかでお名前は見たことあるんですが、全然面識のない先生です。

 下を脱いで内診台に座って『恥ずかしくない!恥ずかしくない!』と心のなかで唱えておきます。準備ができたのを確認して台が動くと、S先生より若そうな男の人の声がしました。
「こんにちはー、主治医の先生と一緒に診させてもらいます。Kと言います」
確かK先生、ホームページの写真では若いお兄さん風だった人かなぁ……。
これまでの話をしながらエコーで確認してもらい、これで終わりかなと思ったら、
「ちょっと内診しますね。手を入れますよ」

(; ・`д・´) ナ、ナンダッテー!! (`・д´・ ;)

いつもエコーで済んでいたのが内診なんて何年ぶりのことか、大丈夫か自分?行けるのか?と身構えつつ、お腹を中から外から押さえられながらも、
「チョコレート嚢胞だけかと思ったら子宮腺筋症の疑いまであると言われてびっくりですよ、もー!」
「子宮腺筋症ってなかなか見つかりにくいですからね。でも、これでよくなりますよ。だいたい2時間半位で手術できるんじゃないですか。S先生は3時間って言ってたけど余裕もって言ってくれてたのかな」
程度の会話は交わせたので思ったほどの苦行ではなかったようです。

診察を終えたら、今度は術前検査でやり残していた肺機能検査に行ってきてくださいと診察券を渡されて検査室へ行ってきました。
肺機能検査は人間ドックで何度かやったことがあるんですが、紙の筒を咥えて口だけで吸って吐いてはちょっとしんどいです。なぜか吐き気に襲われて計測不能だったこともあるんですよね。
そんな不安な心の内を検査技師の方に話をした所、
「人間ドックだとマウスピースは紙製の使っているんじゃないですかね? なんかわかるような気がします。うちのはこれですから大丈夫だと思うんですよね」
これですから……と言って見せられたのはプラスチック製の物。紙とプラで何が違うのかなと思いつつ技師の人の言われるがままに吸って吐いてを繰り返してみたら、そんなに気持ち悪くなりませんでした。
「よくできました。結果もいいですよ」
と、モニターを見せられたのですが、素人目にはよく判りません。技師さんの説明によれば、このくらいの年齢ならば数値はこのくらいあれば大丈夫という予測値みたいなのがありまして、私は楽々とクリアしていたというもの。肺年齢なら29歳とのことです。結果をもらって産婦人科病棟に帰還。
入院1日目にやることは、だいたいこんな所で終了。
病院の夕食は18:00。ほぼ時間通りに運ばれてきました。

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お腹の手術をするので、あまり腸に残らないような食事内容になってます。

全粥300g

豚肉の味噌漬け焼き

パプリカの炒めもの

トマト

梅肉ペースト

ほうじ茶

 

このころになると、不安も少し落ち着いてきたので夕飯は完食できました。
だいたい19時頃に看護師さんからどのくらい食事が摂れたかを聞かれ、20時に飲んでくださいねとガスコン錠とセンノシドを各2錠づつ渡されました。
消灯前に薬を飲んだか確認に来て、空の袋を回収していきました。
病院の消灯はだいたい21:30頃。家にいるときはまだ起きているし、環境が変わってしまって眠くもなく、仕方ないのでラジオを聴いていましたが全然眠くならずに次の日を迎えるのでありました。

一週間前から術前検査まで

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お守りをいただきました。

ありがとうございます。

さえきのしゅびりょくがあがった!


さて、この時の記事にて

 

rosemarie-001.hatenablog.com

最後の生理が来たかと、ちょっと感傷的な気分で打ち込んでいたのですが

『誰が簡単に別れてなんてやるもんか!』

と生理が周期を無視して再び暴れる事となりました。ここの所、生理痛は薬を飲まずにやり過ごせてはいたのですが最後の最後で痛み止めを飲まなきゃならないレベルで痛くなってしまいました。
手術日前にギリギリ終わるかといったところ。

 

9/13は術前検査&手術の説明で病院まで行ってまいりました。
午前7前に家を出で、着いたのはだいたい9時ごろですよ。遠いですね。

まずは受付前にPCR検査です。
鼻に棒を突っ込む方ではなく、容器に唾液を溜める方式で行いました。
これが規定の量まで唾液を溜めるのが大変でした。
レモンと梅干しの写真を貼ったってダメなもんはダメです。

PCR検査後に外来の受付けを済ませ、血圧を測ったら150越えていて看護師さんに一休みして計り直してね。と言われてしまい、少し休んで再度挑戦しましたが140くらいにしか下がりませんでした。普段はこんなに高くないです。
他の方のブログを読んでいると、割と術前検査は多項目に渡っているように見受けられましたが、私の場合

採血(試験管5本くらい採りました)
胸部レントゲン
胸部CT    
※余談ですが、検査があるときは金具のついていない肌着がおすすめ
心電図
肺機能検査(これは入院してから)

と、割と少なめです。検査の時間よりも結果待ちの時間のほうが長く、S先生の話を聞いたのはすでにお昼を過ぎていました。
診察室にダンナさんと一緒に入ってどういった手術を行うか、それに伴う危険性と合併症などについての説明がありました。
その時に説明同意書の書類も渡されるのですが、冒頭の説明内容に
『両側卵巣チョコレート嚢胞を認めます。また子宮腺筋症疑いがあります』との記述がありました。
子宮腺筋症なんて、今まで聞いてないですよ……。
それほど大きい問題ではありませんって先生は言うけど全摘ですもんね。子宮腺筋症だったとしても取ってしまえば根治治療ですから問題ないといえばないですが、教えてくれなかったのはちょっと不満を感じております。

中合併症はこんな感じです。

手術中大量出血
その時は輸血するんで、宗教上のタブーとかないですよね?と聞かれました。
そんなのないっす。

周辺臓器の損傷

血栓症(エコノミー症候群)

気体塞栓(炭酸ガスによるガス塞栓)

術後合併症は

術後再出血

術後感染症

創部離開
※腹壁切開部が何らかの原因で開いてしまうことがあって、私のケースだと膣から腸が出てしまう事があるらしいです。そうなると緊急手術なんだそうですよ。これは先生が一番警戒していました。私も嫌ですよそんなの。

癒着・腸閉塞
腹腔鏡ではそんなに心配しなくてもいいかもって先生は言ってました。でも、全く無いとも言い切れないのでとにかく動いてくださいね。手術直後でも足の曲げ伸ばし、寝返りくらいは頑張ってやってみましょうね。と、穏やかな笑顔で言いましたよ。
S先生のSはスパルタのSなんですかね……。

皮下気腫
手術時にお腹に炭酸ガスをいれるので、体に痛みが出ることがありますよ。とのことです。自然に吸収されるからちょっと我慢してねとのこと。
術後の創ヘルニア
腹腔鏡手術ではまれなんだそうですけど、念の為にお伝えしますね。だそうです。

摘出した臓器はどこから出すかという話。
「膣から引きずり出します」と、先生。
(;゚д゚)ゴクリ…
先人の方々のブログを読んで見当はついていましたが、改めて聞くとなんか下半身がゾワゾワしますよ。
「出産を経験していない人の場合、臍の下をちょっと切ってそこから出す場合もありますよ」
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

痛いの嫌だなぁ。怖いなぁと気分は落ち込みますが、ここまで来たらもう後には引けないので行くしか無いのです。

次からは入院編ですが、たぶん帰ってきてから体調と相談しながら書き進めていくと思います。