雑記帳

Twitterの補足、日記みたいなものです。

入院編:1日目(手術2日前)

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イラストはこちらからお借りしています。

かわいいフリー素材集 いらすとや

あまりよく眠れないまま入院当日を迎えました。
病院からは14時までに来てくださいと言われているのですが、途中から道路が渋滞するし、昼食をとる時間も考えると早めに出たほうがいいだろうとのことで持ち物チェックを済ませて午前10時にダンナさんの運転で家を出ました。
コロナ禍かつ入院直前なので病院からは外食はやめてほしいとの要請が入っており、昼食は行く途中のコンビニでおにぎり1個とお茶で済ませました。
「もっとしっかりしたの食えよ」
なんてダンナさんは言いましたが、道中は緊張して気持ちが悪くおにぎりを食べるくらいでいっぱいいっぱいでした。

だいたい指定された時間に病院には到着。
入り口でいつものコロナ関連の問診をしてから入院受付へ向かいました。
入院受付は外来受付とは離れた別の場所にあり、私たちの他にも何組か入院を待つ人たちがいました。
手続きを済ませて少し待っていると産婦人科病棟の看護師さんが迎えに来ました。
この日は私の他にももう一人、産婦人科に入院する方がおりましたのでその人たちとエレベーターで4階まで上がりました。ナースステーションの前で付き添いの人たちとはお別れです。
ダンナさんとのしばしの別れも淡白だったですよ。
大きな声も出せないので、無言で手を振っていたら、エレベーターに乗り込む前に気がついて振り返してくれましたがそんなもんです。


前置きはこんなところです。
ダンナさんと別れた後、担当の看護師さんに診察券を預けてから簡単に病棟のトイレとか浴室、コインランドリーの場所を教えてもらいながら病室へ案内されました。
手術前であまり緊急性のない患者でもあるとの判断なのか、病室はナースステーションから遠いところにありました。部屋は4人部屋。私と同じ日に入院したもうひとりの方が入って満室になりました。

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渡された甚兵衛タイプの病衣に着替えて荷物を整理していたら、看護師さんに「診察がありますよ」と呼ばれて、ナースステーション近くの診察室へ向かいました。
まだ先に呼ばれた人の診察が終わらないからと、その間に看護師さんから身長と体重の測定、どのような経過をたどって入院するに至ったのかの聞き取り、入院診療計画書の説明を聞いて署名、弾性ストッキングのサイズ計測というのがあり、ちょうどその一連の作業が終わったのと同時に診察室から名前を呼ばれました。
まぁ毎度、婦人科の診察は下を脱いで内診台に座るわけですが、恥ずかしさの軽減というか一応の配慮というか、腰から下の部分にはカーテンで仕切られておりまして、診察中は先生の顔が直接見えないようになっているのです。
カーテンの向こうから看護師さんに尋ねられました。
「K先生の診察なんだけど、お会いしたことありますか?」
「K先生…… 知らない子ですね。お会いしたことないですね」
K先生は病院のホームページとかでお名前は見たことあるんですが、全然面識のない先生です。

 下を脱いで内診台に座って『恥ずかしくない!恥ずかしくない!』と心のなかで唱えておきます。準備ができたのを確認して台が動くと、S先生より若そうな男の人の声がしました。
「こんにちはー、主治医の先生と一緒に診させてもらいます。Kと言います」
確かK先生、ホームページの写真では若いお兄さん風だった人かなぁ……。
これまでの話をしながらエコーで確認してもらい、これで終わりかなと思ったら、
「ちょっと内診しますね。手を入れますよ」

(; ・`д・´) ナ、ナンダッテー!! (`・д´・ ;)

いつもエコーで済んでいたのが内診なんて何年ぶりのことか、大丈夫か自分?行けるのか?と身構えつつ、お腹を中から外から押さえられながらも、
「チョコレート嚢胞だけかと思ったら子宮腺筋症の疑いまであると言われてびっくりですよ、もー!」
「子宮腺筋症ってなかなか見つかりにくいですからね。でも、これでよくなりますよ。だいたい2時間半位で手術できるんじゃないですか。S先生は3時間って言ってたけど余裕もって言ってくれてたのかな」
程度の会話は交わせたので思ったほどの苦行ではなかったようです。

診察を終えたら、今度は術前検査でやり残していた肺機能検査に行ってきてくださいと診察券を渡されて検査室へ行ってきました。
肺機能検査は人間ドックで何度かやったことがあるんですが、紙の筒を咥えて口だけで吸って吐いてはちょっとしんどいです。なぜか吐き気に襲われて計測不能だったこともあるんですよね。
そんな不安な心の内を検査技師の方に話をした所、
「人間ドックだとマウスピースは紙製の使っているんじゃないですかね? なんかわかるような気がします。うちのはこれですから大丈夫だと思うんですよね」
これですから……と言って見せられたのはプラスチック製の物。紙とプラで何が違うのかなと思いつつ技師の人の言われるがままに吸って吐いてを繰り返してみたら、そんなに気持ち悪くなりませんでした。
「よくできました。結果もいいですよ」
と、モニターを見せられたのですが、素人目にはよく判りません。技師さんの説明によれば、このくらいの年齢ならば数値はこのくらいあれば大丈夫という予測値みたいなのがありまして、私は楽々とクリアしていたというもの。肺年齢なら29歳とのことです。結果をもらって産婦人科病棟に帰還。
入院1日目にやることは、だいたいこんな所で終了。
病院の夕食は18:00。ほぼ時間通りに運ばれてきました。

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お腹の手術をするので、あまり腸に残らないような食事内容になってます。

全粥300g

豚肉の味噌漬け焼き

パプリカの炒めもの

トマト

梅肉ペースト

ほうじ茶

 

このころになると、不安も少し落ち着いてきたので夕飯は完食できました。
だいたい19時頃に看護師さんからどのくらい食事が摂れたかを聞かれ、20時に飲んでくださいねとガスコン錠とセンノシドを各2錠づつ渡されました。
消灯前に薬を飲んだか確認に来て、空の袋を回収していきました。
病院の消灯はだいたい21:30頃。家にいるときはまだ起きているし、環境が変わってしまって眠くもなく、仕方ないのでラジオを聴いていましたが全然眠くならずに次の日を迎えるのでありました。