雑記帳

Twitterの補足、日記みたいなものです。

入院編:2日目(手術1日前)

f:id:rosemarie_001:20210926133330p:plain

イラストはこちらからお借りしています。

かわいいフリー素材集 いらすとや

昨晩の20時に飲んだセンノシド(下剤)が効き始めたのが3時頃。
同室の方には申し訳ないと思うけど、起床時間(6:00)まで待てそうにないのでゴメンねと心のなかでお詫びしながら病室とトイレを往復しておりました。

朝食はこんな感じです。

f:id:rosemarie_001:20210926133534j:plain

お粥300g

味噌汁(具なし)

野菜の煮物

オムレツ

甘味噌

牛乳

ほうじ茶

……白米と牛乳ってミスマッチな気がするんですよね。

なのでほうじ茶と牛乳を交互に口に含みながら

「口の中に入ればほうじ茶ラテよね。これはデザートよね」

と思い込むようにして飲んでました。

身体に燃料注入という意味でも食事はダイエット度外視にして完食することにしました。たぶん低残渣食はカロリーもそんなにないはず。

2日目は歯科検診がありました。
経験者のブログを読んでいると術前検査で歯科検診をしたなんて記事も結構見かけていたのですが、私の場合は事前に渡された術前検査のお知らせの項目には入っていなかったので、ここの病院ではやらないのかもと思っておりました。どうやらそうではなかったようです。なんで手術前に歯科健診をするのかというと、全身麻酔をするので気管挿管をする際に折れそうな歯がないかなどのチェックと、口腔内を清潔にして細菌感染などのリスクを減らすという意味合いがあるそうです。歯周ポケットの有無を検査して歯石の除去をしましたが、歯を削るよりも痛かったです。
仕上げは歯磨きなのですが、これがまた豪快というかパワフル。フロスを使って結構強い力でで歯間をひとつひとつ掃除してもらいました。

最後に先生から、特に折れるとか悪い歯はないとのことだけど、小さな虫歯があるので普段から歯ブラシ以外にもデンタルフロスを使って丁寧に歯を磨きましょうねとのアドバイスがありました。退院前にも歯科検診があります。

歯科検診から産婦人科病棟に戻ったら、すぐにおへその掃除が待っていました。

オリーブオイルを臍に垂らし、ふやけた所で綿棒で汚れを取っていきます。臍は下手に触るもんじゃないって昔からいわれていたので、普段は石鹸の泡だけ載せて軽く洗うだけしかしたなかったのですが……米粒大の汚れが取れましたよ。

おへその掃除が終わったら、そんなに間をおかず手術担当の看護師さんが部屋に来てくれ、手術が始まるまでの流れを説明してもらいました。
もう、流れに身を任せるしかないので説明を頷きながら聞いていくより他なかったです。手術室までは徒歩での移動になるとのことでした。経験者のブログでもストレッチャーで移動したという体験談は芸能人くらいしか目にしたことがありません。

手術担当の看護師さんが帰ったら、今度は麻酔科の先生に呼ばれて産婦人科病棟のホールの一角で話を聞くことになりました。麻酔はどのようにして行い、被るかもしれないリスクなどを教えてもらいました。
「人によっては麻酔のかけ始めでしみるようなピリッとした感覚が出るかもしれませんが、一瞬だけですから」
とにかく痛いのが嫌なので、麻酔がかかるまでに痛みを感じることがあるのか先生に尋ねてみた所こんな答えが返ってきました。
どうしても痛みからは逃れられないのかなぁ、など更に不安は増していきました。

最後に麻酔科の先生から食事は明日の朝から禁止、水分摂取に関しては手術の2時間前から禁止なので、後ほど改めて連絡を入れますとの事でお話は終了。

ツイートを投稿した時間は遅いですが、手術が始まる時間はこのあたりで知らされておりまして、午後から始まると思っていた私の不安は更に増量。

病室に戻ればもう昼食の時間です。

f:id:rosemarie_001:20210926134418j:plain

お粥300g

かぼちゃと鶏のひき肉の煮物

煮魚

ヨーグルトゼリー

ほうじ茶

 

昼食が配膳されるのとほぼ同時に看護師さんがシャワーを使える時間を伝えに来て、その際にタオル類と、明日の朝に着る術衣を手渡されました。
シャワーは一人20分くらいで、指定された時間に使用順番などのリクエストは不可。
20分なら楽勝!なんて思っていたら、自宅とは使い勝手が違うので時間ギリギリまで使い終わらなかったりとかなり初回のシャワータイムはバタバタと時間が過ぎていきました。
午前中にやることの殆どが終わってしまったので、午後は時間が空いてます。この間に少し眠れればいいなとも思っていたのですが、なかなか睡魔はやってきません。この調子では今晩も眠れないなと思ったので、夕食の時間に配膳にやってきた看護師さんに眠剤ももらえないか頼んでみた所、S先生の許可が降りたらね。との返事。

 

f:id:rosemarie_001:20210926135014j:plain

おかゆ300g

梅肉ペースト

漬物

鶏団子のトマト煮

ほうじ茶

 

……だったので夕食をとって待っていたのですが、
「すみません、さえきさん。S先生は緊急オペが入っちゃって手術室に行ったから連絡取れないんですよ」
と下剤を持って現れた看護師さん。
緊急オペじゃしょうがないなと眠るのを諦めました。先生や看護師さんは入院患者以外にも急患にも対応しなくちゃいけないから大変ですよね。

「大丈夫ですよ、明日の手術で強制的に眠るからそれでいいです」
笑って『いいですよ』と、言う以外ありません。

「それでですね、緊急オペで麻酔科の先生も忙しくなっちゃったから、起きている時間に水分禁止のお知らせもできないかもってことだから、明日の朝6時で水分の摂取禁止ってことでいいですか?」
たぶん、こういった事態に備えての取り決めがあるのでしょう。
「ちなみに、下剤を飲んで明日の朝までにお通じがなかったら、坐薬で強制的に出しますので、よろしくおねがいしますね」

(;゚д゚)ゴクリ…

坐薬は勘弁するのですよ……。
それがプレッシャーとなって、この日の夜も眠れませんでした。

いよいよ明日は手術です。