雑記帳

Twitterの補足、日記みたいなものです。

卵巣子宮内膜症性嚢胞

『らんそうしきゅうないまくしょうせいのうほう』と読みます。
俗称の『チョコレート嚢胞』の方が認知度は高いですね。
Twitterハッシュタグでも私だけしかつけていませんでした。今の所(2021/08/09時点)
英語ではそのままChocolate cystなんだそうですよ。
さえきはひとつかしこくなった!

 

6月15日は通院日。MRI腫瘍マーカーの検査結果が出ます。
午後からの診察なので、移動がてら昼食を取りました。
ちなみにここ

tabelog.com


公式ページがないから食べログ貼っておきます。
平日お昼間だから空いていて密になる心配はまったくなしです。
蕎麦美味しかったです。


診察は15時から。
MRIの結果を聞く前にまず、検査。
これ、先生の腕前によってだいぶ痛さが違うのですが、T先生の検査は割と痛みが少ない方で、検査しながら会話ができる状態です。
この先生の検査なら耐えられる。
次回も耐えられる、なんて思っていたんですけどね。
検査を済ませた後に、看護師さんから
「ご家族の方が一緒なら診察室に入ってもらえますか?」
との事なので、ダンナさんにも診察室に入ってもらうことに。
そして先生の机の上にあるパソコンに映し出されたMRI画像を見せてもらいながら説明を受けました。
「これが、さえきさんの卵巣です。ここに大きなかたまりがあるでしょ、これができものです。5cmくらいになってますね。3月の診察のときより大きくなってます」
と、説明用紙に書き出した病名が今回のタイトルです。
「チョコレート嚢胞の名前の方がよく知られているかもしれませんね」と、先生。
正直言って予想外でした。

 なんで予想外かと思ったかというと、チョコレート嚢胞は子宮内膜症の一種で、卵巣嚢腫とは関係ないと思い込んでいたからなんですよ。だからこのツイートでは、卵巣嚢腫とチョコレート嚢胞は別物みたいな書き方していますが、後になって調べてみれば、卵巣嚢腫という大きな括りの中のひとつにチョコレート嚢胞って入っているんですよね~。(ノД`)シクシク
ちなみにブラックジャックピノコもざっくり言えば卵巣嚢腫(の中のひとつ、皮様嚢腫だったかな?)から生まれた子です。まぁ、フィクションですしあんなに完全にパーツが揃うってことはないみたいなのですよ。むしろ私はこっちの方かと思ってました。
「それと、左の卵巣なんですがエコーでは見つけきれなかったんだけど、こっちにもできものがありまして、だいたい3~4cmです」
左にもできていたとはね……と、思いつつも咄嗟に言葉が出ず、頷くことしかできませんでした。
腫瘍マーカーの値は正常の範囲内で、おそらく良性だとは思うんだけど悪性であることも否定はできないんですよね。僕は年内に手術することをお勧めしますよ」
と、先生はさらに説明用紙に『手術の必要、右付属器全摘+左付属器○○(達筆すぎて判読不能でしたが、病巣のみ取ると言ってました)』と書き足していきます。
「何となく、閉経まで逃げられそうな気がしていたんですけど」
ここでようやく言葉が出ました。T先生、残念そうに首を横に振ります。
「うーん、チョコレート嚢胞は閉経したからといって消えるわけではないですし、さえきさんの年齢くらいになると癌化のリスクが上がるんだよねー」
どうしたもんかと悩みました。
ここで手術をしないで先延ばしにしたところで、何かあったらすぐには対処できないこと。例えば癌化以外にも、卵巣嚢腫は大きくなると茎捻転する場合があります。経験者のブログに目を通すとものすごく痛いらしいです。もしそれが自宅に居るときに起きてしまったら……。現居住地には内科医しかおらず、手術ができる病院は車で1時間半以上かかる。周りに迷惑がかかる。それを考えるとこれ以上悪くなる前に手を打っておかないといけないのかなとも思いました。
「先生が手術してくれるんですか?」
私の問いかけに首を横に振る先生。
「ううん。僕、もうトシだから手術しないんですよ。だから紹介状を書きます。どこがいいですか?」
お若く見えるがT先生、トシと言える年齢だったのか……。
「ならば、本院の方でお願いします」
本院に決めた理由は特にありませんが、強いてあげれば大きな病院であること(分院も小さくはないが、婦人科の規模は小さい)ダンナさんの実家が近いってこと。それくらいですか。

T先生に紹介状を書いてもらい、ありがたいことに最短で本院に診察の予約まで入れてもらって終了。(今になって思えば、もしかすると心変わりをして予約入れないんじゃないかと思われたのかも。単に分院から本院へ転院だからサービスなのかもしれないけど)
外は土砂降りの雨でした。
手術と聞いて私の心は穏やかではなく口の中はカラカラでした。